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2021-08-27

床板に柿渋を塗りました

6月に張った床板に、7月と8月、何回かにわたって塗装を行いました。
使った塗料は、床張りをした際に潤さんがお勧めしてくれた、柿渋。柿を発酵熟成させてつくる、日本古来の天然の塗料、染料です。
塗料としての柿渋の特徴は、時間が経つにつれて変化していく微妙な風合いを楽しめること。天然素材なので、人体と環境にやさしいのもうれしいところ。
今回はネットで注文した無臭柿渋を、水で2倍に薄め、友人たちに手伝ってもらいながら同じ日に2回塗りました。
その後、2週間くらい置いて色の変化を見ました。もう少し色を濃くしたかったので、さらにもう1度塗ることに。合計3回重ね塗りした床は、だいぶ落ち着いたシックな色合いになりました。

仕上げは、蜜蝋ワックス。蜜蝋と植物油でできた、こちらも天然素材のワックスです。最後に床を塗ってから5日後、ワックスを塗る作業を行いました。
10日ほど経った現在、床板の木目が美しく浮かび上がってきています。表面がしっとりして艶が出て、全体的に落ち着いた感じ。今後も少しずつ変化していくであろう風合いが楽しみです。