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2021-06-21

床張りリノベーション、無事終了しました

スタジオ作りの第一歩目にして、部屋の基礎となるところ。それは8畳間の畳の部屋を床張りすること。
最初は床張り自体、可能なのか半信半疑でしたが、周りの方々の協力のもと、無事フローリングの部屋にリノベーションすることができました。

まずは部屋の片付けから。古くなって壊れていた箪笥、着なくなった衣類、その他使っていない家具などをまとめ、処分。量にして軽トラ1台分ほどになりました。

いよいよ畳を外し、床張り作業開始。と言っても、まずは床張りする前の準備として、床下を補強する仕込みをします。
今回作業全体のガイドを依頼したのは、薩摩半島の南端付近に位置する頴娃町で、古民家再生などの事業を通じて地域づくりに取り組んでいらっしゃる、加藤潤さん。鹿児島県/テンラボの「地域づくり養成講座」でアドバイザーをされていた潤さんと出会い、頴娃町での空き家再生の現場も見学させていただきました。
スタジオ作りの計画を潤さんに相談したところ施工を快諾してくださり、今回の作業にも寝袋や生活用品を携えて3日間泊まり込みで臨んでいただきました。床を張った後にはピアノを入れたいので、それを踏まえて床下を補強し、板を張った時に水平になるよう調整するという大事な作業。朝から晩までガッツリ作業する濃密な時間となりました。

そして、床張り作業当日。この日は仲間を呼んで、潤さんにガイドをいただきながらワークショップ形式で作業を進めることにしました。雨にもかかわらず、朝から大隅の山奥までみなさんに駆けつけていただきました!!ほんとうに感謝です。
床板は、潤さんのお知り合いの材木屋さんで調達していただきました。福岡の八女・星野村の杉だそうです。
僕も含め、みな床張りは初めて。最初はまったくイメージが沸かなくても、実際に見て、手と足を動かしてやってみたらこんな風にやるのか!とわかってきます。潤さんのガイドのもと、部屋の端から何列か板をはめ込んでみた後は、みな要領を得て流れるように作業が進みました。そして夕方には床張り完了。
きれいに張られた床の上でごろんと寝そべったり、お茶を飲んだり。みんなで食事をして、この日のワークショップを終了しました。

いろんなところから参加してくれたみなさんは、年代も職種も様々。ふだん話したり、いっしょに作業したりすることのない人たちとの交流の場にもなってよかったなと思います。
終わった後、参加していただいた方々からメッセージをいただきました。
「みんなで力を合わせて一つのものづくりを行い、一緒に食事や団欒して、何か忘れていたものを思い出すかのような一時でした」
「昨日の出会いや作業と向き合い、少し弱まっていた自分のモットーが立ち上がってきました。出会いにこそ、体験にこそ自分を動かす力がありますね」
その言葉をいただけただけで、やった甲斐があった。ほんとうにやってよかった〜としみじみ思いました。
床張りは、リノベーションのスタート。引き続き、作業を進めていきます!